東鎌尾根
ヒュッテ大槍は、昨日7月1日、無事、今シーズンの営業を開始いたしました。あらためまして、今シーズンもよろしくお願いいたします。
今日は、昨日の雪切りに引き続いて、その先の水俣乗越まで、東鎌尾根の残雪状況のチェックに行って参りました。
昨日の作業箇所。1m近い幅でしっかり工作しましたが、気温が高いので、すぐに雪面がやわらかくなり、歩きにくくなっていました。(こういう状態を「雪がクサる」と言っています。)
ところによっては、姿を見せてきた登山道と残雪の狭い隙間を歩くような箇所もあります。
残雪の上を歩く箇所。
水俣乗越から槍方向へ100m程上がった所。
そして、水俣乗越の槍沢側にも残雪。
今日は、女性2名のパーティーが水俣乗越への沢を槍側に1本間違えて、たまたま尾根上を通りかかったベテラン登山者のザイルに引き上げられる、といった事が起きました。
一応、今日の水俣乗越までのチェックをもって、東鎌尾根の開通といたしますが、今年は、例年に比べ、明らかに雪の残っている箇所が多く、十分な注意が必要です。