大天荘直下の夏道、開通です。
さかきです。
▲日の出(4:37)
▲槍・穂高連峰
▲大天井岳と大天荘
頬に感じる気温と風は冷たかったものの、とても気持ちいい朝でした。
夕方こそ近くになると弱い通り雨もありましたが、日中は概ね青空が広がりました。
昨日に引き続き、今日も午前中から小屋周りの除雪、一方で大天荘直下のトラバースルート、要は夏道ですが、ここに残る雪渓のカッティングを行いました。
真横から見る角度は大したことないようですが、まっさらの雪上をトラバースすること自体は、とてもリスクの高い行為です。
これでようやく大天荘直下の夏道の通行が可能となりました。渡る雪渓はこの時期の例年と同じく2か所です。アイゼンやピッケルは必要ありませんが、なにぶん雪の上を歩きます。フラットな面ですが、くれぐれも滑らないよう、慎重な通行をお願い致します。
<周辺登山道の状況>
●燕山荘~切通分岐は、一部残雪の影響で、夏道・冬道を交錯しながらの通行となります。
●大天荘~常念小屋は、東天井岳直下の回り込み部分に雪渓が残っています。ピッケル・アイゼン無くても通行はできますが、慎重にお願い致します。
作業中、道端に多く咲いていたキバナシャクナゲ。
汗ばむ体に心地よい風を浴びながら、ふと手を休めて見入ってしまいました。