夏山の賑わい。
いよいよ夏山シーズン到来かと思わされる賑わいとなりました。
雲がやや多かったものの気持ちのよい青空が広がりました。
雨の日の登山っていいなと思える時がありますが、やはり晴れるに越したことはありません。
今朝はこんな素敵な月の入りで始まりました。満月の一日前のまん丸な月が稜線に沈んでいく所でした。
月が沈んで30分位したら、反対側から朝日が昇り始めました。雲海も広がり、美しい日の出でした。
日が昇ったすぐから、順延になっていた荷揚げが始まりました。ここ数日、歩荷ばかりしていたので、ヘリコプターのありがたさを改めて感じました。何人ものスタッフで運んだ荷物もヘリコプターだとわずか一便で上がってしまいます。今の山小屋にヘリコプターはなくてはならないものです。
ヘリコプターで荷揚げされた大量の荷物を片づけて、続々とお客様が登って来られました。
夏山シーズンがこれで始まったのでしょうか。
今日は朝からヘリコプターの荷揚げがあり、多くのお客様が来られ、忙しい一日となり、とても長い一日となりました。ヘリコプターの荷揚げがまるで昨日のことのように感じてしまいました。
今日ひとつ気になったことがありましたが、雷鳥の親子が出て来て、それを写真に収めようと多くの方に雷鳥の親子が囲まれた形になり、逃げ場がなくなり親鳥が困り果てている光景を目にしました。親鳥はとても神経質になっているので、遠くからそっと見守ってあげる優しさも必要になるのではないでしょうか。ちょっと雷鳥が可哀想でした。
河地