一筋縄ではいかない難しさ。
さかきです。
「今日の午後には晴れ間が出るようですよ」
などと、今朝小屋を出発されたお客様にご案内したのに、どうして・・・
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昼過ぎから夕方にかけて、ずっとこんな感じでした。
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時折雲の隙間は見え隠れするものの、概ね濃い霧+通り雨。
梅雨時の天気を予報するのは、さぞ難しいのだろうなぁ、と思いました。
ゆえに登山に出掛ける際は、どんな天候にも自分の体が耐えうる装備を用意する必要があります。
夏山といえども、雨が降っている中の稜線歩きは、場合によって下界の晩秋以降に匹敵する寒さになることも珍しくありません。
登山者も、アドバイスする小屋側も双方注意しなくてはいけませんね。
さて、今朝出発されるお客様から、
「なぜあの木は葉っぱの生え方にむらがあるんです?」
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そう、大天荘のシンボルツリーであるナナカマドを指さしてこう質問されました。
ナナカマドを覆っていた雪の融け方に差があったこと、小屋の黒壁に近い所ほど辺りの空気が温まりやすく成長が早くなる、こんな所が要因だと思われます。
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まさに新緑です。
と、今日はこれでブログを締めようとした次の瞬間!
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▲槍ヶ岳
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▲穂高連峰
窓の外の霧や雲が紅くなっている!
槍が見えているって!?
穂高まで!
と、慌ててカメラ片手に外に飛び出しました。
山頂まで行く時間の余裕はありませんでしたが、大天井岳の左肩、遠く鷲羽岳あたりに沈む夕日も捉えることができました。
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▲鷲羽岳にかかる夕日(19:10頃)
もう今日霧は晴れないな、などと思っていた矢先の出来事。
本当に空模様って一筋縄ではいかない難しいところがあるなと、今日改めて思うのでした。
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