「クークー」 「ピヨピヨ」
さかきです。
薄紅色の、それはそれはうっとり見とれてしまう朝でした。
▲5:00頃
私含めスタッフ3名、朝の食事出しの最中、食堂の窓越しからこの様子を見ていました。
「今日はいい夜明けですね」
昨日の朝、無事にヘリによる荷揚げも終わり、お盆休みに向けての準備は万端、心のゆとりが、なお一層そのように思わせてくれているのは間違いなく、私も本当にいい朝だな、と思いました。
さて、ここ3日間ほど、小屋のすぐそばで、雷鳥親子が頻繁に姿を現すようになりました。
母親1羽、子供が3羽。探すにはさほど苦労せず、よーく耳を澄ませると、
母親 「クー、クー」
子供達 「ピヨ、ピヨ」
鳴き声がする方に目を凝らすと、います、草を無心に啄む雷鳥達が。
▲母親
▲子供
子供たちのあまりにもの可愛さに、これまたじっくり見とれてしまいました、小雨が降る中を。
週末の台風、無事にこの親子達やり過ごしてくれてることを・・・と、自然界で育まれているこの子達は心配ないでしょう。問題はヒトですね。
今日辺り、かなり問い合わせやキャンセルの電話が増えています。「登れるでしょうか?」等々、少しでも不安を感じられるようで、なおかつ日程等ずらせる余裕がありましたら、週明け、台風が去って以降の登山がお薦めかと思われます。
大天荘は、数時間の稜線歩きを経ての場所にあります。風雨が強い吹きさらしの中での稜線歩きは、夏場でも低体温症等のリスクが高い場合があります。週間予報を見るに、週明け以降、いわゆる”台風一過”に似た晴天が期待できそうな予感です。
夏空復活!といきたいですね。
くれぐれも無理のない山行計画を。