夏と秋の鬩ぎ合い。
今日も停滞前線がこの付近にありその影響を受けました。
午前中は雷鳴が何度も聞かれました。ちょうどその頃、水がうまくポンプアップ出来なくなったので、水源地にいたのですが、外にいて雷の音が近くですると、気持ちのいいものではありません。稜線を歩かれていた方はもっと怖かったことでしょう。今日は多くの方が縦走を取りやめられて燕山荘までで今日の行動を終えられていました。賢明な判断だったと思います。
停滞前線の雷は短時間で終わらないこともあるので注意が必要です。
13時半頃突然晴れてきました。まさか青空を見ることが出来るとは思っていなかったので驚きでした。小屋の中にいらっしゃった方々も慌てて外に出ていかれました。あの強い雨の中をずぶ濡れになりながら登ってこられた方々の表情が暗いものから明るいものに変わっていくのが分かりました。
水晶岳
鷲羽岳
突然晴れてきた頃裏銀座の山々もきれいに見えだしましたが、山肌の色がいつもと違い緑色がとても鮮やかでしょた。こんな色はいままでみたことがありませんでした。
太陽の光の角度のせいか木々についた雨の水滴のせいでしょうか。本当にきれいでした。
この晴天は1時間程しか続きませんでした。再び、雨が降り出しました。天気が回復した時、気温が急激に2℃程下がりました。おそらく前線が南に下がり、北側の空気に包まれたからでしょう。夏の空気と秋の空気の境目近くにここはあるのでそのちょっとした動きで天気は左右されてしまいます。だから予報も難しいものとなっています。夏と秋の鬩ぎあいはもう少し続きそうです。この写真はちょうどその境目になっている空の様子です。
お盆休みも間もなく終わりとなります。今年は雨の多いお盆休みとなってしまいました。来週の天気に期待したいものです。
河地