秋雨前線。
日本列島にかかるこの前線はなかなか離れてくれないようです。今日も雨模様の一日となってしまいました。
雨脚は強く皆様ずぶ濡れでの到着となりました。また稜線上は強い風が吹き、縦走を取りやめる方も多くいらっしゃいました。この天気なら賢明な判断ではないでしょうか。夏とはいえ雨に濡れた体にこの強い風が当たればかなりの体温が奪われてしまいます。
日の出時刻の頃一瞬だけ東の空が明るくなりました。もしかして日の出が見られるかと期待させられたのですが、その後雨が降り出してしまいました。
合羽のかかせない一日でした。合羽を着ていても皆さんかなり濡れての到着でした。小屋の中に入られる時は濡れた合羽とザックカバーをはずして頂いていますが、ザックカバーを裏返しにしてその中の合羽を入れると水もたれませんし運びやすくなりますよ。
雨で展望もなく皆さん小屋の中でのんびりされていました。
そんな時、外にいらっしゃったお客様が雷鳥を見つけられたようで、僕も慌てて外に出ました。すると玄関のすぐ下に雷鳥の親子がいました。雨風強く厳しい天候でしたが、餌を食べたり、子供同士つつきあったりとのんびりしているようでした。久しぶりに姿を見かけましたが、随分大きくなったようです。
雨が降り続く一日でしたが、夕方少しだけ山頂を見ることができました。明日も今日のような天気となってしまいそうです。稜線歩きは天気の様子をみて無理をなさらないようにして下さい。
河地