処暑。
昨日から二十四節気で夏も終わりを告げる頃の「処暑」に入りました。
二十四節気は街で暮らしていると実際の季節より早く、季節のずれを感じますが、季節がひと足先に進む山の上ではちょうどいい位に感じます。
合戦小屋と三角点の間にはオヤマリンドウの鮮やかな青紫色を目にするになりました。この花は咲いても蕾のような状態であまり開くことはありません。
今はまだちらほらとしか見られませんが、このあたりには多くみられるようになります。
三角点のナナカマドは紅葉の時期にはとても色鮮やかになりますが、早くもナナカマドの実が赤くなり始めていました。
山荘のヘリポート脇にあるものはまだまだ緑色をしています。標高の低い所の方が先に赤くなるのは不思議ですが、これもやはり雪の中から出てくる時期の違いです。
昨日のクラッシックコンサートは無事に終了し、今日はその楽器を歩荷で下げました。非常に高価な楽器なのでぶつけたり、転んだりしないように慎重に運びました。これが終わって、ようやくクラッシックコンサートも終了となりました。
今回の様子は今日の信濃毎日新聞に掲載されました。
また、昨日をもって順天堂大学の夏山診療所も終了となりました。最後まで残っていた学生さんたちも下山されて行きました。これまで困った時は診療所の方に頼ればよかったのですが、これからは我々スタッフで病気やケガの人に対応していかなければなりません。
診療所の皆さん、今シーズンも大変お世話になりました。
今日も北海道で大雨となったようで、また被害が出てしまいました。局地的に大雨の降りやすい状態が続いているようです。不安定な天気が続きますね。ここでも午前中は激しい雨が一時的に降りました。
その後は曇り空となり、槍ヶ岳や山頂も見られる時間もありました。風が冷たく、雨が降っていなくても合羽を防寒着代わりにして、山頂を目指す方が多かったです。日中の最高気温は11℃位までしか上がりませんでした。
もう秋ですね。
河地