夏よさようなら。
夏はいつやってくるのかと待っているうちに8月も今日で終わりとなっていました。今年の夏は近年稀にみる天候不順の夏となってしまいました。
ここ燕岳では雨の日はさほど多くはありませんでしたが、真っ青な空と白い雲が広がる夏空が見られる日もほとんどありませんでした。
まあ、こんな夏になる年もあるものですね。こればかりは仕方ありません。
夏の終わりを告げる花のトウヤクリンドウがあちこちでみられます。これから咲きだしてくる花はあまりなく、少しさみしくなってきます。次の楽しみは紅葉ですね。燕岳周辺では例年9月の下旬くらいとなります。このトウヤクリンドウの背景にあるウラシマツツジもだいぶ紅くなってきました。
今日もすっきりしない天気でしたが、青空が見られる時間帯もありました。
秋雨前線はだいぶ下がったのですが、秋晴れをもたらす移動性高気圧が来なくて、いまいち不安定な天気が続いています。そんな天気でしたが外でのんびりと過ごされる方が多くいらっしゃいました。
山頂はなんども顔を出しましたが、槍ヶ岳は見えそうで見えませんでした。
雷鳥の親子を見たよという声を多く耳にしますが、最近、僕は見ていませんが話に聞くと4羽が元気よく育っているようです。
今日は山頂からの帰り道で2羽の大人のメスが一緒に餌をついばんでいる姿を見かけました。この2羽はヒナを連れていないようでした。ヒナがいないメス同志が行動を共にすることがあるものですね。
河地