気温が低くなってきました。
今朝も気温は5℃以下となりました。テレビの天気予報で見た富士山の気温は1.1℃。八月も終わりとも3000mを越す所では氷が張ることもあります。
日中の気温も10℃を越えるのがやっとです。この数日で山の気温は随分と低くなりました。
たくさん汗かいて衣類を濡らしてしまうと登山行動を終えたとたんに体が一気に冷えます。気温が高ければそれ程問題はないのですが、これからの季節ではそれが体力を奪うことになり、時には低体温症へとなることもあります。
気温が低くても汗はかいてしまいますが、気温が低くなった時こそ汗をかかないで登ることが大切になってきます。
今日はなんだかいい瞬間を取り逃してしまったようで、地味な写真ばかりとなってしまいますが、日の出から2時間位経った頃の東の空はとても美しいものでした。朝のうちは、雲が多かったものの周りの山々は見渡すことが出来、曇り空の割にはいい天気でした。ただ、先ほども書きましたが気温がかなり低くなっています。半袖で外に出るのは限界となってきました。
ようやく道直しに出掛ける時間も出来たので、三角点と合戦小屋の間に出掛けてきました。こちらはずっとガスの中でしたので、今日は天気は良くないんだなぁという印象でした。
ところが夕方小屋に戻ってみると西側は晴れていて、山頂も見えていました。どうやらガスがかかっていたのは稜線の東側だけで、上は晴れていたようです。なんとも不思議な気分でした。
今日登って来られた方々は、ガスで真っ白な中を登ってきて、稜線に出ると突然晴れ渡り、絶景を見ることが出来て、とても驚かれたことでしょう。その日にいた場所がちょっと違うだけで、こんなにも天気が違うものなんですね。僕の中では今日はガスに包まれた日だったのですが、山荘にいたスタッフにとっては晴れた一日だったのですね。
なんとも不思議な一日でした。
河地