雨のち晴れ。
雨の朝で一日は始まりました。こんな朝はやはり気が沈んでしまいます。でもこんな日こそ登山道直しだ。と元気よく第3ベンチまで出掛けてきました。雨の日は登山道を流れる水の様子が分かります。この雨水は登山道をえぐってしまうので、登山道維持にあたって重要な問題となります。元気よく出掛けたものの雨は強く合羽の中まで濡れてしまいました。そうなるとやっぱり元気はなくなりますね。小屋に戻って着替えるとようやく人心地がつきます。
雨の一日で終わると思いきや、夕方から天気は回復してきれいな夕景を見ることが出来ました。
雨に濡れるナナカマドも水滴がついてこれもまた美しいですね。今朝は皆さん足早に出発されていかれました。
今日はこの写真しか絵にならないのかなと思っていたのですが・・・。
三角点より上では早くもダケカンバの葉の一部が黄色くなってきていました。
色々な赤い実もあちこちで見られるようになってきました。これはオオヒョウタンボクです。この実には毒があるので決して口にしないで下さい。
15時頃、雨は一旦強くなりましたが、それがちょうど前線の通過だったようで、その後、晴れ空が広がってきました。こんないい天気になるとは思いもしませんでした。
夕陽が見られたのは本当に久しぶりでした。日の入りの時刻もよく分からないほどでした。そして今日は18時10分前にワリモ岳あたりに沈んでいきました。気づかぬうちに日の入りも随分早くなったものです。
そんな頃、槍ヶ岳の上には面白い雲が出て、それが紅く染まっていました。
明日はいい天気になるのかなぁ。
日の入り後の燕岳です。
うれしいことにこのブログの写真がSBC信越放送の夕方のニュース番組の天気コーナーで流れました。
河地