晴天は続かず。
朝から濃いガスに包まれ、お昼頃からは本格的な雨降りとなってしまいました。なかなか晴天が続きません。まあ、こんな天気にはなれてしまった感はありますが・・・。
雨に濡れるナナカマドの実です。だいぶ赤くなってきました。
この実は葉がすべて散って雪が降りだす頃までも残っています。昨年はエサが少なくなった頃、まだ残っているこのナナカッマドの実を食べようと雷鳥がやってきてこの枝の登るのですが、枝が細いために枝がしなってしまい、枝から落ちることを繰り返す雷鳥のこっけいな姿を思いだします。
今日は展望のほとんどない一日でした。午前中、一瞬だけガスが切れて、有明山が見えるその程度でした。そんな天気でも登ってきていただけるお客様がいて、ありがたいことです。この時期は空いていて、のんびり出来るからとお越しになる方が多いです。
ここ最近、この時期になると猿が稜線まで上がってきます。餌となるハイマツの実を求めてのことでしょうか。この猿たちがまだ人を恐れているようで、人が近づくとすぐ逃げてしまいます。上高地にいる猿は人がいてもあまり逃げません。これは誰かが餌を与えた為でしょう。猿と人間の正しい関係を保つためにも餌を与えないで下さい。
資材置き場の片づけ作業を行いました。なかなか時間がなくて、出来なかったのですが、ようやく手を付けることが出来ました。ここには今は使っていなく、かつて使っていたと思われるもののさまざまな予備部品などが出てきます。燕山荘の歴史が少し分かるようでなかなか楽しい時間でした。かたずけるにあたって、以前はこんなものを使っていたんだなぁとか、これは一体何に使っていたんだろう、この部品はまだ何かに使えるのかなぁ、これは思い切って捨ててしまったほうがいいのかな、などど考えながらやっているとなかなか作業は進みません。まるで自分の部屋掃除をしている時のようでした。
河地