変わりやすい秋の空。
雲の動きが秋らしい一日でした。
午前7時30分頃は、裏銀座の山々が肌を見せてくれていました。
ベールのようなガスに、うっすらとブロッケン現象が出現する瞬間もありました。
風は強く、フリースやダウンジャケットの防寒着が役立ちました。
これは3日前の、山頂までの登山道のナナカマドです。
実は真っ赤になり、燕岳の山肌に秋色をつけてくれています。
合戦尾根のダケカンバの葉の一部も鮮やかに黄色く、登山道からの景色を楽しませてくれます。
寒気が入り、明日の予報では更に気温がぐっと冷え込むようです。
この冷え込みは、また一つ山の表情を変えてくれることでしょう。
外は寒いですが、小屋の中はストーブに火を灯し、食堂も温かくなっております。
外から戻られたお客様は、ストーブを囲んで暖をとっていらっしゃいました。
佐藤千文