裾へと・・・
今日、明日辺りが「ピーク」と勝手に値踏みしていた天狗池周辺の紅葉ですが、残念ながら今日はヘリの荷揚げ日で、ブラブラ出掛けることも叶わず、明日は午前中からガスに包まれそうな予報・・・(ノ_-。)。
昨日の上山時、槍沢ロッジあたりから先は、ずっと日蔭(午後遅くの谷筋なので)だったので、写真の発色は良くないですが、紅葉は「大曲り」辺りがピークな感じです。
「大曲り」から上でも、陽当たりなどの関係か、ブロック単位で「真っ盛り」な所もありますし、登山道脇の「ナナカマド」も、今年は、ひと際、その彩度を誇っています。
つい先日まで、登山道の一部を遮っていた残雪と、紅葉を同じフレームに収めると、感慨深いものがあります。美しい色彩をまとった木々がその葉を落とす頃には、もう、すぐに次の季節の「それ」が落ちて来ることでしょう。
振り返れば、大曲り辺りの錦のグラデーション。
さすがに、グリーンバンドから上の草紅葉は褐色になりつつありますが、見上げれば、うろこ雲をバックにした、変わらぬ槍のシルエット。「帰って来たな」と感じる情景です。
「秋が深まる」は、「冬の足音が聞こえる」と同意語です。装備と天気予報には細心のご注意を。
明日から明後日にかけてと、週明け数日は雨模様の予報です。