雪ではなく雨に。
晴天をもたらした高気圧の中心は通り過ぎて高気圧のへりに入ったため天気は下り坂に向かいました。
秋の天気は移動性高気圧が来ては晴れ、その後低気圧がきては崩れ、寒気が入ってくれば雪になる。そんなパターンが多いです。
今日は最低気温もプラスで雪ではなく、雨となりました。
でもこの時期の雨は冷たく、その雨に濡れた体はとても寒く感じます。
天気が崩れる日の朝焼けは今日のように不気味な程赤くなることが多いです。
この後3時間位してから雨が降り出しました。強い雨ではなくしとしととしたものでした。
気温はプラスなのにどんよりと暗い空と人気のなさから寒々しく感じました。
雨が降る前までは山頂も見えたりしていましたが、その後展望はなくなってしまいました。
合戦尾根の北斜面には、すっかり冬の装いとダケカンバの隙間から雪で白くなった部分がよく見えました。
こんな天気でも元気なのはこのイワヒバリ達。小屋の周りで数羽がぴょんぴょんと歩きまわりながら餌を啄んでいました。
その群れをよく見てみると、一羽だけ別の鳥が(下の写真)
いました。カヤクグリです。
人懐っこいイワヒバリに比べて警戒心が強いので人の近くにはあまり寄ってきません。今日はイワヒバリにつられて僕のそばまで寄ってきたのでしょうか。
イワヒバリとカヤクグリは仲良しなんですね。
この雨の後は寒気が入ってきて再び雪になるかもしれません。その前に雪よけの隙間から雪が入りこまないように隙間に古いシーツを詰め込みました。
雪が降る前にしなくてはならないことはたくさんあります。天気予報を見ながら作業を進めています。
こんな天気でしたが、自炊場工事は進められています。
こういった方々のお陰で燕山荘はなりたっています。
ありがとうございます。
ここ連日、水場へと行き、凍結箇所を見つけてはジョイントをはずして氷を取り除いてきましたが、気温の上がった今日がチャンスと雨の中出掛けてきました。気温が上がったものの凍結箇所がまだ何か所か残っていて、登ったり降りたりを何度も繰り返しました。でも、その甲斐あってかやっと水を上げることが出来ました。写真は、水源ですが周りには氷がびっしりとついています。そろそろ水揚げも限界の時期となってきました。今回の水揚げが最後になりそうです。その後はタンクに貯めた水だけで小屋閉めまでもたせなければなりません。水が今まで以上に貴重となってきました。
河地