正月三ヶ日も終わって。
正月休みも後半に入り、山は静けさを取り戻して行きました。今年の冬季営業も明日のお泊りまでとなり、山の上での暮らしもあとわずかとなってきました。
明日は満月です。昨夜も月明かりが明るく、それに照らされた山頂が暗闇の中、白く浮かび上がっていました。雪のある時の満月の夜は更に明るくなり、ヘッドランプなくても歩ける位になります。営業最終日の明日は、高気圧に覆われて晴れの予報となっています。
今日は雪降りの一日となってしまいました。気温はマイナス10℃位まで上がり、寒さは緩みましたが吹雪模様となり、山頂へ向かわれる方もほとんどいらっしゃいませんでした。玄関前の積雪量も増え、ベンチが半分くらい埋まっています。
燕山荘の玄関は前室がないため、冬は扉が開くと冷気が一気に入ってきてしまいます。それを少しでも防ごうと今は使っていないテーブルクロスをカーテンのように付けてみたところ、案外、保温効果があがりました。来年はもう少ししっかりとしたものを付けてみたいと思います。冬季営業は試行錯誤の繰り返しで行われています。この2700メートルの厳しい環境の中で普通の生活が出来ると言うのはなかなか大変なものです。一番大変なのは水の確保ですが。
これからも少しずつ改善しながら、より快適で安全な冬山登山のお手伝いが出来るようにがんばっていきたいと思います。
我々スタッフは1月7日に下山の予定です。
それに向けて少しずつ片づけ作業も始めています。
河地