厳しい風雪。
いよいよ今年もあと2日となりました。山の上にいると街の喧騒からは離れているので年の瀬であることを忘れてしまいそうになります。しかし、今年も明日で終わりなんですね。
小屋のなかも正月飾りになりました。
朝から厳しい天候となり、みなさん足早に下山されていかれました。今日は風向きがいつもと違い南東方向からで湿った雪でした。吹き溜まりでは積雪がぐっと増えたようです。
そんな天気でしたがお客様は登ってこられました。皆さん雪まみれになっての御到着でした。あんな厳しい中をお疲れ様でした。
しかし、暗くなってから疲労困憊で到着された方がいらっしゃいました。小屋に入ってからも震えがとまらなく、湯たんぽやストーブで温めてあげるとようやく会話が出来るようになりました。低体温症です。一歩間違っていたら危ない所でした。冬山では絶対に無理をなさらないで下さい。引き返すことも時には必要です。
明日は朝のうちは天気が良くても急激に天気が崩れる予報となっています。早めに小屋に入れるようにしてください。特にに森林限界より上では風をさえぎるものがないので、風が強くなってからこの辺りを歩くのは大変危険です。
安全登山でいい年を迎えたいものです。
河地