有明山の状況報告いたします。
5月19日(火) 午後6時半の気温、15℃ 天候、晴れ
こんにちは。
昨日(18日)、今年度初めての有明山の状況確認に行って参りました。
まずは、第2駐車場のニリンソウ群生地をぬけて行きます。
第2駐車場を出発して約15分、有明山・裏山道入口です。
登山道上にはピンク色のテープが目印として木に巻きつけてあります。
そこからすぐに長い木のハシゴがあります。
十分注意して進んでください。
ピンクテープを補充していきました。
四合目・石標周辺。
ボルトの上を歩くクサリ場です。
およそ五合目。
崩落が進んでいる急斜面です。手元・足元に十分注意して進んでください。浮き石あります。
およそ六合目。
急なクサリ場です。ザックを引っかけたりすると大変危険ですので、背中にも注意をはらってください。
およそ七合目。
ほんの一部だけ雪が残っています。
あと1~2週間で溶けるとは思いますが、念のためピッケルで足場を切っておきました。
その目の前にある木のハシゴですが、足場が崩れていました。
このように宙ぶらりんになっていますので、絶対に足を置かないでください。
次回修理したいと思います。
八合目・石標。
ここまで来ると、ほとんど稜線です。
ホシガラスさんも現れ、稜線感がでてきます。
九合目付近です。
雪が残っていますが、グサグサかつ、基本的に平らなので「ちゃんとした登山靴」ならば何の問題もありません。
山頂のお社に到着です。
現時点で、残雪は先程解説した箇所くらいですので、アイゼン・ピッケルは不要です。
ただし、有明山自体が難易度の高めの山なので、油断は絶対にしないでください。
祠に挨拶をして、
「お神酒」をあげて参りました。
下山するために、少し戻って西を見ると燕岳をはじめとする北アルプス表銀座が一面に広がります。
ふと思い立ち、燕山荘に連絡をしてスタッフに玄関先に出てもらいますと・・・、
元気に手を振って頂きました。
ご協力、ありがとうございました!
ちなみに、以下は山行中に見かけた花、一覧です。
肝心の「シャクナゲ」さんですが、
まだ蕾のものが少しあるくらいです。
≪有明山登山の際の注意点≫
・急斜面が多いです。
・クサリ場、浮き石もあります。
・残雪箇所はアイゼン不要ながら、十分に注意して歩行してください。
・ところにより、ロープの劣化が進んでいます。
このように摩耗して千切れたロープもありました。
ロープに体重を乗せ切ったり、頼り過ぎることは避けてください。
以上、今回の状況報告でした。
(高橋)
※5月11日19時より中房線ゲート規制が解除されました※
≪燕岳へ登られる方へ≫
この時期は、登山道に雪があるため、
アイゼン(12本爪をお薦めします)、ピッケルは必ずお持ちください。