空一面の星空
新月が近くなるとどうしても寝不足気味になります。
夜明け前に小屋を飛び出し、
上を見上げると空一面に星空が広がっていました。
条件が良ければ(新月付近かつ雲がない)天の川も見ることができます。
燕岳山頂付近より燕山荘を撮ってみると天の川が写り込みました。
天体観測に最も良い時間帯は午前0時から2時頃。
街が寝静まり、届く光が減ることでより星が輝きます。
03:20
星は見えていますが、東の空に薄っすらと赤みがついてきました。
日の出時刻より1時間少々早いですが、
すでに太陽の光が届いています。
ここから先、天体観測は終わり。
お日様のお出迎えとなります。
お日様が昇る前の数分が個人的に最も好きな時間です。
振り返れば大天井岳方面が赤く染まっていました。
帰り道に鳴き声が聞こえたので、辺りをよく見てみると
雷鳥も朝日を待っていました。
燕岳付近の雷鳥はこれから求愛の時期を迎えます。
つがいになっている雷鳥も見かけるようになりました。
仲良く寄り添っている姿を優しく見守りたいですね。
5月の新月は今夜になりますが、夕刻より雨が降り始めました。
今晩はゆっくりとお休みすることにします。
ちなみに次回の新月は6月16日になります。
満点の星空を期待しましょう。
横地 孝典