雷鳥日和
今日の燕山荘周辺はほぼ一日ガスに包まれていましたが、このような日は雷鳥が安心して動き回るため、雷鳥観察にはぴったりの日と言えます。
この時期、雷鳥のメスは抱卵しているため日中はあまり見る事ができませんが、夕方になると餌を求めて動き出します。
今日も16時頃に小屋のすぐそばになわばりを持つツガイがフロントのすぐ前まで来ていました。
かわいいヒナを見るのが楽しみですね!
また今日は長野県の雷鳥の生息実態調査の方々がお見えになりお話しをうかがうことができました。
現在燕山荘周辺には、燕岳山頂やイルカ岩の辺り、また小屋のすぐそばや蛙岩の近くなど、登山道に沿って6つのなわばりがあるそうです。
燕山荘周辺では頻繁に雷鳥を見かけますが、今回の調査でキツネの糞の中から雷鳥の羽が見つかったそうです。
キツネは大抵山の稜線上までは上がってこないのですが、人が残したゴミや捨てられたラーメンの残り汁などの匂いをかぎつけて登ってきてしまいます。
何気ない行動が与える自然への影響の大きさを考えさせられました。
今シーズンはあと何度か調査に来られたあと結果を報告してくださるとのことでしたので、その知らせを待ちたいと思います。
話は変わって、本日大天荘のスタッフが小屋開け準備のために燕山荘を出発し、スタッフみんなでお見送りをしました。
大天荘の小屋開けは6/27を予定しています。
7/1小屋明けのヒュッテ大槍とあわせて、表銀座縦走の際には燕山荘グループを是非ご活用ください。
横山