感じるものはどっち?
さかきです。
気のせいか・・・いや、立秋を過ぎた途端に、何となく空に漂う雰囲気は、秋を感じるようになりました。今朝の日の出後の東の空も、
うろこ状の雲が一面に空を覆い尽くすあたり、暑い夏空の朝とは違います。
高曇りではあるにしろ、槍穂の光景も、ギラギラ感は感じられず、スッキリ明瞭。
こんな朝を何回か繰り返すうちに、次第に稜線上は秋へと移り変わってゆくのです。もちろん、これで“夏”が終わったわけではありません。そろそろ本格的なお盆休み、ここで“夏山”を満喫しに予定組まれている方多いことでしょう。大丈夫、あくまで感じるのは雰囲気ですから。花や山肌の濃い緑は、まだまだ夏を物語っていますので。
その花、今大天荘の小屋周りでは、
右側の黄色い花、ミヤマアキノキリンソウを多く目にします。左側はクロトウヒレン。これはエンジン室の一角と、大天井岳山頂への道端に少々目にします。
皆さんがお見えになる日は、夏?それとも秋?どちらを感じるでしょうか。
【気を付けてもらいたいこと】
既に“お盆休み”と称して連休を取られてお見えになられている家族連れやテント泊が多くなっています。特に、テント泊で見えられる方の、遅着がかなり目立ちます。稜線上のルートで、陽が暮れてからの到着は、気温の低下に伴う低体温症のリスクが高まります。
登山の基本ルールである早出早着をもとに、山行計画をお立て願います。