賑わいは過ぎて。
お盆休みも終わりとなり、急に人の流れは少なくなりました。賑やかだったちびっこ達の声もあまり聞えなくなり普段の様子に戻りました。山では秋の入り口に入りつつありますが、この賑わいがなくなることが夏の終わりが近づいている事を最も感じさせます。今週末は燕山荘の夏の締めくくりである、クラシイクコンサートが開催されます。
今朝も気温は一ケタ台まで下がり、ひんやりとした朝を迎えました。寒いですがこの冷たい空気は、体がしゃきっとして心地良く感じます。そして、少し秋を感じさせるこの青空がなんとも美しかったです。
縦走路に目をやると山肌で少し黄色っぽくなっている所を見つけました。今年は花を咲かせるものが多かったコバイケイソウは場所によっては、すでに葉が黄色くなっているものを見かけるようになっています。早くも草紅葉が始まりつつあるようですね。
一月以上にわたって僕達を楽しませてくれたコマクサも遠くから見ればまだピンク色が美しいのですが、近くで見るともう少しで終わりが近い事が分かります。また、来年もきれいな花を咲かせてくれるように登山道を踏み外さないように御協力お願い致します。
日中は、雲が多かったのですがその隙間から見える青空はとてもきれいでした。花崗岩の岩峰が青空に映え、かっこよく見えました。その背景にある雲は卷積雲でこれまた秋を感じさせる雲でした。
今日も午後は東側は濃いガスに包まれました。燕山荘はちょうどその境目にあり、小屋の半分がガスに包まれています。小屋にいても半分はガスの中で真っ白でも、反対側に行けば展望は開けていて、ちょっと面白いです。
日が沈む瞬間というのは久しく見ていませんが18時40分よりは早くなっていることでしょう。小さな頃はこの日が沈む時間が早くなってくると夏休みも残り少なくなってきて、終わらない宿題に焦りを感じだしてきていた事を思い出します。
今日の夕景です。空が黄金色に染まり、なかなかきれいな空でした。明日は再び雨の予報となっています。天気図を見ると早くも夏と秋の境目である秋雨前線が出来てくるようです。今は季節の変わり目なんですね。
河地