錦色、槍ヶ岳。
さかきです。
更新滞りまして申し訳ありませんでした。
早いもので、10月。稜線上は晩秋を迎えました。
この数日は、燕山荘企画の槍ヶ岳縦走ツアーで、槍ヶ岳まで同行するなど、私自身も紅葉を十二分に楽しめる機会を頂きました。
ということで、またまた9月28日以降をダイジェスト版でどうぞ。
【9月28日】
気持ち良い秋晴れ。紅葉散策するのに持って来いの陽気でした。
隠れた展望台へのエントランスロード。足元に広がるクロマメノキやウラシマツツジの赤が、心を躍らせます。ここから眺める山肌の紅葉が、じつに最高です。
▲槍ヶ岳
▲穂高連峰(前穂高岳の左は御嶽山)
▲常念岳に続く縦走路越に八ヶ岳連峰
▲大天荘の水源地へ行く途中のダケカンバ群
かれこれ1時間近くは居たと思います。弱いながらも吹く風は、とても冷たいのですが、そんな冷たさ忘れてしまうくらい、錦色の山肌に見とれてしまった朝のひと時でした。
【9月29日】
この日は、燕山荘企画の槍ヶ岳登頂 表銀座縦走ツアー2日目。憧れの槍ヶ岳に登頂するメインの日。私も同行させて頂きました。
▲赤岩岳付近から槍ヶ岳
▲ヒュッテ西岳付近から東鎌尾根方面
▲水俣乗越辺りから槍沢の紅葉
どこから見ても、素晴らしい紅葉。青空に映えて、最高でした。スタッフで同行していることをつい忘れ、まるで一登山者になりきってしまったよう・・・そして舞台はいよいよ槍ヶ岳へ。
槍ヶ岳山頂から西側方向。雲海で主たる山並みは望めなかったものの、そこは標高3,180m。辺りに遮るものは何もなく、これぞまさしく雲上の世界。さすが!槍ヶ岳!
一方で東側は雲が渦巻き、“大天井岳とブロッケン”。いつもは大天井岳山頂から“槍ヶ岳とブロッケン”。なんか不思議な感じでした。
登頂を果たし、一路今夜の滞在先であるヒュッテ大槍に向かう道中、西陽を受ける槍ヶ岳を仰ぎ見ましたが、やっぱ迫力あったなぁ。
【9月30日】
この日、というよりも前日の夕刻から北アルプス一帯は急激に冷え込み、各地で相次いで初氷となったようです。それだけ冷え込んだ分、日の出はスッキリ、きれいでした。
月と槍ヶ岳。ヒュッテ大槍のスタッフにしてみれば、何てことのない光景なのでしょうが、めったにこの辺りに足を踏み入れることのない私にしてみれば、まぁそれはどれ一つとっても新鮮な図。おっと、またしても一登山者に。
先にも述べた通り、この日の冷え込みで、至る所で氷が張っていました。この日は大天荘も初氷と、今シーズン初めて水道の水抜きをしたとのこと。
ツアーを終え、大天荘への帰りしなに撮った大天井岳全容。この辺り稜線付近の紅葉は終わり、まさに晩秋へ一直線。もう、いつ初雪便りとなってもおかしない時期であります。
今ブログを綴っている10月1日夕刻。外は大荒れです。寒冷前線が過ぎる明日以降は、一層寒さが厳しくなるのでしょう。
お出かけ予定の方は、防寒対策をお忘れなく、早出早着(遅くとも16時頃には到着できるよう)のご予定をお立て頂ければと思います。