中秋の名月。
まず初めに、今日で御嶽山の噴火から1年が経ちました。同じ山を登る者として、とてもショックな出来事でしたし、災害はいつやってくるのか分からないものだと改めて感じさせられました。
ここ数年は、月曜日を休みを取られ、日月で山に来られる方が多くなってきたような気がします。そんな今日も晴天とあって、紅葉目当ての方なのでしょうか多くの方が登って来られました。
黒い雲が広がり、気温以上に寒々しく感じる朝となりました。葉っぱが落ちて実だけとなったナナカマドは更に寒々しく感じました。山の上ではもう晩秋という言葉が似合う季節になりつつあります。
槍の上にはクラゲのような雲が現れていました。この雲はほんのわずかな時間で消えてしまいました。このような雲が出ると天気は下り坂へと向かっていくことが多いのですが、その後は青空が広がり出しました。
日中は陽射し下では暑く感じ、半袖でちょうどいいくらいでした。朝晩はストーブが恋しくなるほど冷え込むのですが、晴れた日の日中は随分と暖かくなります。こんお温度座で体調を崩さぬよう衣類でうまく体温を調整する事もこれからの季節は大切になってきます。
この紅葉をカメラにおさめようと、写真を撮るのが目的の方も多く見かけます。
西日を浴びる燕岳
日中は、東側はすっぽりとガスに包まれてしまいましたが、西側だけは晴れていました。昨日とは違い、今日はきれいな日の入りが見えたことでしょう。夕陽に照らされた紅葉した山肌の美しさが印象的でした。
今日は中秋の名月です。この日が来ると小さな頃、河原でススキを取ってきて、月の見える所に飾っていた事を思い出します。中秋の名月は満月ではなく、月齢は13位になります。それでも月明かりはとても明るく雲海を美しく照らしだしていました。そして、普段であれば人気のない外で多くの方々が山でのお月見を楽しまれていらっしゃいました。そして明日は満月でしかもスーパームーンになります。明日の夜も楽しみです。
河地