晴れても風強く寒いです。
帯状高気圧に覆われて、晴れの日がまだ続きそうです。今日の天気図を見ると高気圧が3つ並んでいて、まるでだんご3兄弟(ちょっと古いかな)のようでした。ただ、天気はいいもののここ数日稜線では、強い西風が吹き続け、風に体温を奪われ、気温以上に寒く感じます。風の当らない所にいれば日中は陽射しもあって、それ程寒くは感じませんが西側に出た途端、寒くて長くは居られません。風は厄介なものですね。
朝は、氷点下前後にまで下がるのが、すっかり当たり前になってきました。霜も連日のようにおりています。水道の水抜きも欠かせません。山の上は街でいえば冬のような気温になってきています。今朝の日の出も雲海の中からとなりました。
このところ毎日のように雲海が終日広がっています。雲海も非常に美しいのですが、下の街では曇り空が続いているのではないでしょうか。ナナカマドの実もだいぶ熟してきて、実もだいぶ少なくなってきました。なんとなく寂しさを感じてしまいます。
すっかり葉を落としてしまったダケカンバとは異なるカラマツの黄葉は今が見ごろといった感じです。今はまだ色づいてないかもしれませんが、第1ベンチ下のカラマツの黄葉も色づけば、とてもきれいになります。
午後になってくると槍から穂高にかけて、もくもくとした雲が現れてきました。帯状高気圧に覆われているといってもずっと快晴が続くわけではなく、ちょっとした気圧の谷などが通過する時、雲が多くなることもあります。しかし、この先概ね晴れの天気は続きそうです。
先程も書きましたが、晴れても稜線では強い風が吹く事があり、体感気温は氷点下になることもあります。遅い到着、軽装等見受けられますが、秋山は夏山とは明らかに違います。まだ、雪は降っていませんがもういつ降ってもおかしくない時期です。そんな事を注意しながら秋山を楽しみましょう。
河地