晩秋の風景。~秋晴の日。
このところ、ずっと晴天が続いています。寒さは昨日がピークだったのか、今日は若干気温が上がりました。それでもやはり朝晩は氷点下の気温となり、合戦小屋でも氷が張るようになってきています。秋も間もなく終わり、冬へと入りつつあります。
稜線の紅葉は終わってしまいましたが、登山口辺りでは色づきが始まってきています。第2ベンチから第3ベンチにかけては、紅く色づいたオオカメノキの葉っぱの美しさに足を止めてしまいます。
第3ベンチ手前の視界が開けるところでは、黄色く色づたカラマツの美しさに目を奪われます。
合戦小屋辺りまでくれば、木の葉っぱがほとんど落ちてしまっています。その分、視界が良くなって、木々の間から槍ケ岳を見る事が出来ます。このダケカンバの白い木の幹の美しさが青空に映えますね。そして、その奥には槍ケ岳。この景色たまりませんね。
三角点まで来ると槍はさらに良く見えるようになってきます。ナナカマドの実もだいぶ落ちてしまいましたが、この風景、まさに晩秋ですね。
三角点から見上げる山頂の山肌はすっかり茶色くなってしまいました。6月下旬に新緑が始まり、7月には青々とした葉っぱを付けていた木々もわずか3ヶ月あまりで葉を落としてしまいました。木々が葉っぱを付けている時間は短いものなんだなぁと感じさせられました。
「お褒めの松」の黄葉
朝のうちはすっきりとした青空が広がっていたのですが、だんだんと空が霞んできて、春のようなぼんやりとした空になり、雲も多くなってきました。
ひょっこりと二羽の雷鳥がやってきました。そのうちの一羽はおそらく先日会ったものでしょう。二羽仲良く、行動を共にしていました。そのうちの一羽は羽根がだいぶ白く変わってきていました。雪も近いのでしょうか。
明日からいよいよ連休が始まります。11日はもしかしたら、雪になるかもしれません。天気予報などで最新の情報を得て、無理のない計画でお越し下さい。
河地