季節は足踏み。
ひところは連日のように水道の凍結に手を焼いていたのですが、このところはすっかりその心配もなく、ほっとした日々が続いています。季節は少し足踏みをしているのでしょう。おかげで小屋閉め作業も順調に進んでいます。
日の出は地平線近くに雲があったりすると6時を過ぎる事もあります。すっかり遅くなってきましたね。今朝も氷点下にはならず、日の出を見るのもそれほど大変ではありませんでした。真っ赤な太陽が雲海の上にきれいに顔を出しました。
今日もきれいな青空が広がり、燕岳もくっきりと見えていました。光が強いと陰影がはっきりして、燕岳もいつも以上に美しく感じました。そして、その脇に見える白かった立山もいつのまにか元の山肌の色に戻っていました。
槍ヶ岳の雪もだいぶ少なくなってきました。ただ、日影部分には雪が残っていることでしょう。また、槍ケ岳までの間で営業している小屋はなくなってしまったので、燕岳からは一気に行くしかならなくなりました。こうなると縦走する方もほぼいなくなっていきます。
ヘリポート下のナナカマドの実は鳥などに食べられる事もなく、まだきれいに実を付けています。これはまだ実が熟していない為、あまり食べられることがないからです。
最近は、鳥達が実をついばむ姿をよく見かけるようになってきました。おそらくおいしくなってきたんでしょうね。このヘリポート下のナナカマドの実は、時には雷鳥も食べにやってくることもあります。
河地