季節は少し逆戻り。
このところ少し暖かさが戻ってきて、水も順調にポンプアップが出来、ちょっとひと安心な日々が続いています。今日登って来られたお客様からも「思ったほど寒くなくて良かった」という声をたくさん聞きました。しかし油断は出来ません。季節は着実に冬へと向かっているので、寒さ対策だけはしっかりとしていきたいものです。
今朝も氷点下にならない朝となりました。それでも御来光を待つお客様はダウンやニット帽、手袋など街でいう完全な冬の格好でした。日の出前には、反薄明光線も薄らと見る事が出来ました。
日中は一時7℃近くまで気温は上がりました。陽射しは少なかったのですが、風の当たらない所では暖かく感じ、季節が少し逆戻りしているような感じがしました。
普段とは逆の東よりの風が吹いていました。東側はガスに包まれていましたが、西側は晴れ空となっていました。山頂から延びる尾根の下の方のカラマツの黄葉が妙に美しく見えました。
午後になり、気温が下がり出して来るとそれまでガスに包まれていた燕岳も姿を現わしました。今日は週末ですがこれまでに比べて登って来られるお客様はぐっと少なくなってきました。山はだんだんと静かになっていきます。
槍ヶ岳を望める時間はあまり多くはありませんでした。ほとんどガスに包まれていました。
お気づきの方は少ないかもしれませんが、食堂のテーブルの配置が横向きへと変わりました。食堂内に水のタンクを置いたためです。こうなると少しずつ雪の季節も近づいてきたんだと感じさせられます。
夏のシーズン中は毎日行われていたオーナー赤沼のホルンの演奏ですが、この時期は週末だけとなっています。平日及びオーナー不在の週末は演奏はありませんのでご了承ください。
河地