季節の変化を感じながら。
今日も晴天が続きました。日中はぽかぽかとして時間の流れもなんだかゆっくりとなったような感じの一日でした。このところ季節の進みは少し止まってしまったような感じですが、外作業をしていて、周りを見渡せば、景色はすっかり晩秋、季節の変化を感じながらこうして仕事が出来る素晴らしさを感じました。
少し霞んだ空からの静かな日の出でした。毎日、日の出だけは気になり、どんな天気でもカメラを向けるのですが、同じ日の出というのはないものですね。自然というのは同じ景色を二度とは見せてくれません。だから、その一瞬一瞬を見逃せません。
日帰りで登って来られる方も多くいらっしゃいます。ぽかぽかと秋の陽射しが心地良いのか、ベンチでゆっくりとされる方が多いようです。
ゆったりとした時間が流れている中、忙しそうに動き回っているものがあります。ホシガラスです。西側斜面のハイマツ帯の上を餌であるハイマツの実をくわえては、ちょっと離れた所でその実を割りながら、食べていました。冬が来るとこのホシガラスたちは標高を下げるのでこの辺りでは見かけなくなります。臆病な鳥なので人が近づくとすぐに逃げてしまいます。
雲が多い一日でした。午後になると安曇野の街は雲海にすっぽりと覆われてしまいました。そんな中、黄葉したカラマツが西日を受けて黄金色に輝き、とても美しく見えました。
太陽が西に傾きかけてくると、稜線に遮られた光が筋のようになって美しく伸びていました。この位の時間になると気温が急激に下がり出して、1℃台にまでなりました。
18時ともなれば、すっかり星空となってきます。そんな中、山小屋の明かりも星のように見えます。お隣の大天荘の明かりは明日になれば見えなくなります。ちょっとさびしい感じもしてきます。
でも燕山荘は11月23日まで営業しております。
河地