小春日和。
「11月」と聞くと「秋」という言葉より「冬」の方が似合うようになってきますが、今日は2日ぶりに日中の気温はプラスになり、風も弱く、陽射しもあって穏やかな天気となりました。この時期は先日のように雪が降る日もありますが、今日のような小春日和の日もあります。こんな日に登山のタイミングが合うといいですね。
寒くなってくると朝、ふとんから出るのが辛くなってきますが、空気が澄んできて夜明け前の美しさが増してきます。東の空が明るくなり出す頃、まだ街は眠っているようで、その明かりが美しく輝いていました。
日の出は6時5分でした。
山頂方面の雪はすっかりなくなったようです。週末の昨日はテント泊の方も多くいらっしゃいました。今朝は-5℃位でしたが、テント泊の方はもう冬用のシュラフでもいいかと思います。
燕岳はまだ冬の装いではありませんが、その左肩に見える剣・立山はすでに真っ白になっています。冬は標高の高い所、北から近づいてくるようです。
槍・穂高も真っ白です。この近辺の縦走路には雪はあまり付いていなく、穏やかな天気だった今日は蛙岩辺りまで散歩している方もちらほらといらっしゃいました。今日のような天気の日はさぞ、気持ちのいい稜線歩きとなったことでしょう。
午後になってくると雲が段々と増えてきましたが、今日は本当に「穏やか」という言葉がぴったりの一日でした。遠くには富士山が終日見えていました。安曇野も稲刈りが終わり、すっかり晩秋の色になっています。
今日で水源地のポンプを閉めました。今年は10月の半ばが比較的暖かかったので、例年より遅くまで水揚げを行なっていましたが、それもそろそろ限界となってきたようです。
これからはタンクに蓄えてある水だけでやっていくことになります。ご不便をおかけするかもしれませんが節水に御協力をお願い致します。
河地