美しい朝。
下山の朝を迎えました。雨戸を入れてあるので中から外は全く見えません。外に出てみると不思議なことに裾のだけうっすらと白くなっていっました。
天気は下り坂にむかっているようです。西からやや強い風にのって雲がどんどんと流れてきます。それでも御来光は見る事が出来ました。
この天気の崩れのあとは、街から見る燕岳の姿は白くなっていることでしょう。
雲が切れると槍ヶ岳や穂高岳を見る事が出来ました。
すっかり下山の準備は整いました。今シーズンも間もなく終了です。今年も多くの方にお越し頂きましてありがとうございました。
「燕山荘に泊まりたいから燕岳に来ました。」そんなお言葉を頂いた時が、山小屋で働いている者にとって最も嬉しい時です。そのお言葉をたくさん聞けるようにがんばっていきたいと思います。
冬期営業が始まるまで少しさよならです。
河地