穏やかなクリスマスイブ。
昨夜はこの時期としては気温の高い中での降雪となりました。そのため湿った雪となりました。
そしてクリスマスイブの今日の日中は穏やかに晴れました。
日の出は雲に隠れて見えませんでしたが、8時頃より雲が切れだしてきました。玄関前の山男にはびっしりと岩氷が付き、冬らしい姿になって、クリスマスムードが高まりました。
昨日の雪は湿った雪だったので、岩や木々にはびっしりと霧氷が付き、美しい光景を見せてくれました。今年は霧氷が見られる日が多いようです。
日中は稜線でも風が弱く、とても冬とは思えないような気温となりました。霧氷が落ちてしまわないうちにとなるべく早い時間にイルカ岩まで出掛けてきました。期待通り、イルカはびっしりと氷を纏い、真っ白な冬の姿になっていました。そして、その背景に見える槍・穂高も太陽の陽ざしを受け、かっこよく輝いていました。
冬になるとテント場には大きな雪庇が出来ます。昨日の降雪で発達しすぎたのか、朝になってみるとそれが崩壊していました。
日中は、風がなかったこともありますが、気温は-4℃位でとても12月の終わりとは思えないような暖かさでした。そのせいか屋根に積もった雪がすさまじい音を立てて落ちてきました。なんだか春と勘違いしてしまいそうです。そして、午後になってくると気温が高いせいでガスが湧きあがり、辺りは真っ白になってしまいました。
町のように華やかとはいきませんが、ここ山の上でも手作りケーキでクリスマスを楽しんで頂きました。
さて、年末年始の天気予報も発表されるようになってきました。いよいよ今年も僅かとなってきたのですね。冬の燕岳の天気は安曇野市より大町市、長野県中部より長野県北部の天気になりやすいので、それを参考に天気予報をご覧ください。
河地