朝は氷点下に。
営業初日を無事に終えることが出来て、スタッフの間にはほっとした空気が流れていました。
シーズン始まったばかりですが、今期の新しいメンバーでうまくやっていけそうな気がしました。
昨夜は少し降雪があり、ベンチの上には薄っすらと雪が積もっていました。そして今朝は氷点下まで気温は下がり、木の枝には樹氷が付いていました。4月後半になりましたが、山の上ではまだまだ冬が残っています。
皆様が出発される頃になると天気は回復してきて、槍や燕岳が姿を現してきました。皆さん、この景色を惜しむように下山されていました。
日が高くなってくると玄関前の雪はグサグサになってきました。気温が上がると雪が柔らかくなって、場所によっては足をとられたりして思った以上に歩くのが大変になることもあります。
一方、気温が下がれば、雪面がツルツルになり、アイゼンがないと歩けないこともあります。雪面状況は刻々と変わります。
今週末から始まるゴールデンウィークに向けて、雪を運んでせっせと水作りです。水をポンプアップ出来ないこの時期は、雪を解かして水を作っているため、一日に作れる量は限られています。皆様にはご不便をおかけしますがどうぞご理解、ご協力をお願い致します。
除雪作業をしているとピリピリとかわいらしく鳴く声が聞こえました。今シーズン初めてのイワヒバリでした。まだ、雷鳥の姿は見かけていなのですが、足跡や鳴き声を聞いたというお客様の声を耳にします。早く会いたいな。
今年は雪が少ないのですが、雪が少ない=山登りのグレードが下がるのではありません。雪がある以上、ピッケル、前爪のある10本歯以上のアイゼン、底の固いしっかりとした靴が必要になってきます。また、防寒対策も必要です。4月の後半になりましたが山の上はまだまだ冬と思って頂いた方がいいかと思います。
河地