消えゆく残雪。
水田の近くでは夜はカエルの鳴き声がにぎやかに聞こえるようになってきました。そんな水田越しに見える燕岳には、白い部分が少なくなってきていて、いつもより季節の歩みが早いことが分かります。
少なくなってゆく残雪とは対照的に新緑の柔らかな緑色が、下から上へとどんどんと広がってきています。第一ベンチ下のカラマツが今とてもきれいです。この新緑シャワーの中を歩くのも気持ちがいいものです。
三角点近くにあるナナカマドの新芽も開きはじめました。季節が山を登っていくこのスピードの速さには少々驚かされるます。
三角点より雪の上を歩くことになります。ただ慣れた方であればアイゼンはなくてもいいでしょう。
しかし、気温が低くなると雪がカチカチになって苦労することがあるかもしれません。そんな時は、気温が上がってから歩き出せば雪は柔らかくなっていて歩きやすくなります。
今日も気温は上がりました。晴れて気温が上がる日は水分を少し多めにお持ちになられるといい頃になってきました。
この角度から山頂を見ると雪の少なさがより一層分かってしまいますね。
山荘直下の夏道、冬道の分岐点です。夏道がうっすらと分かるようになってきました。こちらが通行出来るようになるのは例年であれば7月上旬ですが今年は早そうです。
少し雲の多い日の入りとなりました。日が沈むころになるとやはり防寒着が必要となってきます。
明日の13時より松本市美術館 市民ギャラリーにおいて燕山荘グループの写真展が始まります。
河地