春の足音一歩ずつ。
街では田んぼの稲もだんだんと育ち、初夏に向かう陽気だと思いますが、山の上では今朝は冷え込んで―5℃近くまで気温が下がりました。
なかなか布団から出られず、他のスタッフも寒い寒いと言ってストーブに集まるくらいでした。
しかし日中は気温は約5℃くらいですが青空が広がり、風が通らない日向ではポカポカして気持ちがよいお天気でした。
稜線でもやっと、遅い春の足音がゆっくりですが聞こえてきました。
雪融けがすすんだ場所では高山植物の新芽がだんだんと地中から顔を出してきました。
ヘリポート近くのナナカマドも次々と芽を出してきました。
コマクサもかわいい芽を出してきて、花が咲くのが楽しみです。
新芽だけでなく、花を咲かせている植物も増えてきました。
この花はウメハタザオと思われます。テント場の近くで見つけました。その他、キスミレなども見つけることができました。
テント場で写真を撮っていると、大きな鳥が飛んできました。雷鳥かと思い、降り立った所に行ってみると、下の街でよく見かけるカラスでした。
しばらくテント場で何かをついばむと、大きな羽を広げて飛び去りました。ここのところ毎日飛んできているようで、テント場に落ちているゴミなどを探しているようです。
高山の動植物を守るためにも、テント場などにゴミやラーメンの煮汁を捨てないようにお願いします。必ず持ち込んだものは全てお持ち帰り頂きますようご協力お願いします。
茂浦口