梅雨と春の間。
今日は厚い雲に覆われて残念ながら日の出を見ることはできませんでした。
ただ、雲海が広がり、まさに字のごとく海のようになっていました。
有明山がまるで島のようです。
午前中は雨も降りださず、なんとか天気はもってました。ただ、空はどんより曇り空で、なんとなくゴリラ岩も元気がなさそうです。
山頂方面に散歩に出かけると、三角点では花を咲かせているナナカマドが稜線上ではつぼみになっており、春がどんどん近づきつつあるのを感じました。梅雨入りしたのに、『春』というのも変な感じがしますが・・・。
縦走路も一部を除きほとんど雪はありません。天気が良ければとても気持ちの良い登山道となります。
東側の斜面から下を見ると新緑が稜線に向かって波のように押し寄せてきているのがわかります。季節の変化がこのようにわかるのはおもしろいですね。
山荘直下の夏道の様子も見てきました。雪はほぼありませんが、冬の間、雪に埋もれていた道はところどころ傷んでおり、またテント場にはまだ多くの雪が残っているので、この雪が融け、登山道の安全が確認できるまで夏道の通行はできません。まだまだ冬道の通行となります。
今日は雷鳥くんにはあえませんでしたが、かわいい声で鳴くイワヒバリを近くで見ることができました。イワヒバリもまもなく恋の季節。雷鳥とともに彼等のヒナも楽しみです。
午後から雨がとうとう降りだし、梅雨らしい天気となりましたがヤマテンの天気予報によると明日の天気は良さそうです。また一歩季節がすすむことでしょう。
茂浦口