雷鳥の季節。
今朝もきれいなご来光を見ることが出来ました。このところ毎日日の出が見えていますが、毎日違った光景で同じものはありません。だから早起きは少々つらいのですが見逃すことが出来ません。
梅雨入りしたもの午前中はきれいな青空が広がりました。縦走路の山肌はまだまだ茶色い部分が多いのですが、新緑が芽吹きだしてきたようでほんのりと緑色になってきています。
三角点より下ではダケカンバも芽吹きだしてきました。背景には残雪の山々が見え、とても美しい光景が見られます。
三角点のナナカマドは白い花を咲かせています。ほんの数日見ないだけで季節はどんどん進んでいて、そのスピードに驚かされる一方、小さな季節の変化を探すのがとても楽しい毎日です。
今日は富士見ベンチを直しに行ってきました。そろそろ小さな虫が多くなってくる頃で作業中は防虫ネットをかぶっていないと作業に集中できません。また、この小さな虫たちは刺すこともあるので防虫スプレーや防虫ネット等をお持ちになられるといいかと思います。この虫たちはトンボが飛び始める8月中旬くらいまで多く現れます。
オスの雷鳥を見かける機会が多くなってきました。今朝も燕山荘のすぐ近くに2羽のオスの雷鳥がお互いを気にしながらやってきました。そのうちの1羽は岩の上に立ち、燕岳をバックにかっこよく立っていました。これからはこうして岩の上に立ち、見張りをするオスの雷鳥を見ることが多くなることかと思います。
一方、もう1羽のオスは比較的近くでややおどおどしながら必死にえさをついばんでいました。そこにはミヤマキンバイが咲いていて、花と雷鳥が一緒に撮影できると思いきや、パクリとミヤマキンバイの花を食べてしまい、シャッターを押す手が一瞬止まってしまいました。あっけにとられているともう一厘をパクリ。花はなくなってしまいました。雷鳥はミヤマキンバイが好きなですね。ちょっと面白い光景でした。
河地