梅雨入りしましたが。
週末の朝は賑やかです。特に天気のいい日はあちこちから楽しそうな声が聞こえてきます。皆さん、週末のいいひと時を過ごされたかとこちらもいい気分になるものです。今朝は雲の多い朝となりましたが、雲の切れ間から光が差し込む美しい天使のはしごを見ることが出来ました。
関東甲信地方もいよいよ梅雨入りしたようですが、梅雨入りしたからと言って雨の日ばかりというわけではありません。今日もこのように燕岳はきれいに見えていました。梅雨入りしても意外と晴れる日も多く、また、新緑がきれいで平日は訪れる方も少なく静かで、山を楽しむには最もいい季節かもしれません。
この燕岳周辺でつぼみをつけたコマクサがあちこちで見られるようになってきました。例年であれば、この周辺での見ごろは7月中旬から8月中旬となりますが、この調子だと今年は早く見頃を迎えるのでしょうか。
芽を出すコマクサが増えてきたこともあり、そのコマクサが咲く砂礫地帯に入らないようロープを張る作業をしてきました。このロープを張るようになってコマクサの数は飛躍的に多くなりました。より多くの方がコマクサが咲く姿を楽しめるようにどうかロープの外に出ないようご協力をお願いします。
このロープ張り作業は燕岳と北燕岳の間で行いました。その作業中に岩の上で見張りをする雷鳥を2羽見かけました。それぞれ岩の上に立ち、槍ヶ岳の方を見ながらじっと自分の縄張りを見張っている姿がなんともかっこよかったです。
このところの雪解けのスピードはびっくりするほど速くなっています。2日前には通れた所は今日になってみると木の枝やハイマツが出てきて歩けない状態になっていました。早速、スコップを持って、ルートの付け替えを行ってきました。もう、ピッケルやアイゼンは必要ではないと思いますが、雪の上を歩く際は、スニーカー等の靴底の柔らかい靴では滑りやすいので靴底の堅い靴が適しています。
河地