夏至。
今日は1年で最も太陽が高くなる夏至です。雲が多い一日で日の出は見られなかったのですが、お昼過ぎ、雲の切れ間から顔を出す太陽の光は強く、夏を感じさせられるものでした。
本日より、燕山荘直下の夏道が開通しました。例年であれば7月に入ってから3m位、雪を掘り下げてようやく通れるようになるのですが、雪の少ない今年はほとんど雪を掘ることもなく、早くも通行可能となりました。ここにはシナノキンバイやハクサンイチゲなど夏の初めに咲く花々が早くもお花畑を形成しつつあります。
日中は雲の切れ間から青空が顔を出すことがありました。気温は高く、合戦尾根を歩いているときに体にまとわりついてくるあの小さな虫たちがここでもたくさん飛んでいました。外作業には防虫ネットがかかせませんでした。
夕方、有明山の後ろにはもくもくとした積雲が現れていました。おそらく街では気温が上がり、上昇気流の発生により出来た雲なんでしょう。山の上でも蒸し蒸しとした梅雨らしい天候が続いています。
日の入は雲に阻まれてしまいはっきりとは見えませんでしたが、野口五郎岳の真上にぼんやりと沈んでいきました。太陽の沈む位置ははこれから少しずつ南へと戻っていきます。今日が燕岳に最も近づいた日となりました。
河地