水源地
さかきです。
今日は、終日水源地の作業に覆われる一日。夕方遅く戻ってきました。
今年は、北アルプス方々で、沢筋中心に小規模な崩落や土砂崩れの跡が見つかる所多くあるようです。冬の間の異常なまでの雪の少なさに加え、真冬の時期でも比較的標高の高い所まで雨が降ったと思われることなどが影響しているのかは、定かではありませんが、大天荘の水源地となる沢も、大きく地形が変わっていました。
かなりえぐられたようで、越冬の間雪害などから守るため、沢筋の要所に束ねられた塩ビの管は、ことごとく流され無くなっていたのです。正直ガックリ・・・
しかし!そこは意地でも何とかするのが山小屋人。小屋から新しい塩ビ管をえっちらほっちら下ろし、何とか修復することに成功。あとは明日の午前中に色々微調整して、何とか今シーズンの水ラインの確保にこぎつける予定です。
それにしても今日はよく登ったり下りたりしたなぁ・・・
これ。動力噴霧器と言いまして、元来農薬散布に使用されるものですが、先人達の発想力はすごいですね、これを水揚げの道具として使おうとするのですから。今やなくてはならない道具です。冬の間、オーバーホールを終え、無事水場に戻された図。今シーズンも大活躍することでしょう。
今日は他に水源地近くの花々を紹介したりしたかったのですが、これまた正直写真を撮る余裕がない程のボリュームある作業だったため、そちらはまた明日行った時に撮り貯める予定です。
夕方日が暮れる間際の帰り道、
▲左のピーク 東天井岳
何気なく押したシャッターでしたが、今見ると、私には、今日この光景が、一日の終わりとして、とても心身に優しくスッと入ってきたのでした。
さぁ、明日も頑張るぞー!