青空と花々と。
朝、雨音で目が覚め、外はガスで何も見えませんでした。
ヤマテンの天気予報もあまり良くなく、昨日に引き続き展望のない一日になると思ってましたが・・・。
どんどんガスが晴れていき、青空も見え始めました。
一日青空を見ないだけでとても久しぶりな気分になります。
山荘の西の斜面に咲いているコマクサもだんだんと見ごろを迎えてきました。
男性スタッフはこの晴れている間に登山道整備に使う丸太を山頂直下まで運んでいきました。これから夏のハイシーズンに向けての準備を急ピッチで行います。
空を見るとハートのように雲が割れ、そこから青空が覗き、まるで窓のようになっていました。せっかくの晴れ間がもったいないので山頂方面へ出かけてみます。
途中、様々な花たちが出迎えてくれます。
▲ミヤマキンバイ
▲イワウメ
▲アオノツガザクラ
▲イワヒゲ
山頂を超えて北燕のピークまで行ってみました。山頂より約15分ほど歩いた先にあるピークが北燕と呼ばれるピークです。ここから見る燕岳の山頂はいつも見ている形と違うのでなんだか別の山のようです。
北燕の東側の斜面はお花畑になっていました。
ミヤマキンポウゲやシナノキンバイ、ハクサンイチゲなどがお花畑を形成しています。ハクサンイチゲは山頂へ行く途中はもう花びらを散らしている株が多く見ごろが過ぎたように感じましたが、北燕周辺ではまだまだ花を咲かせていました。
燕岳の山頂を登り、そのまま燕山荘へ引き返す方が多いですが、少し足を延ばして北燕も行ってみるのもいいかもしれません。剱岳をより近くで見ることもできますし、お花畑も楽しめます。北燕周辺のコマクサも咲き始めで、これからが見ごろになると思います。
ちょっと時間がない方は山荘直下の夏道でもシナノキンバイやミヤマキンポウゲのお花畑を楽しむことができます。また山荘のすぐ近くの西側の斜面でコマクサも見ることができます。
また、登山道で見つけた花の名前がわからないときは、今の時期どこでどんな花が咲いているかがわかる表を写真付きでフロントに掲示していますので是非ご活用ください。
茂浦口