晴れた。
昨夜の雨は上がり、きれいな雲海が広がる朝を迎えました。気温は6度と寒く、皆さん、寒さに震えながら日の出を待っていました。ただ、あまりにも美しい景色のためか、小屋に戻られる方もほとんどいらっしゃらなく、日の出の瞬間を待っていらっしゃいました。
4時35分過ぎにまるで海から太陽が登ってくるような感じで、太陽は顔を出しました。昨日の雨の中を登ってこられた方々にとっては感動もひとしおだったのではないでしょうか。
日中は夏を思わせるような青空が広がり、梅雨ももう少しで終わりなんだなと感じさせられました。ただ、この晴天は太平洋高気圧によるものではないので、梅雨明けはもうちょっと先になるのではないでしょうか。それにしても今日の天気はなんだかうれしい気分になってくる晴れでした。
夕方になってくると雲が多くなってきて、夕焼けはちょっと残念なものになりそうな感じがしました。しかし、今日のように日が沈むころにガスが急激に取れ出してくるような天気の日は、その後素晴らしい光景が見られることが多くあります。
そして、その期待通り日が沈むとガスがきれいに上がり、燕岳の上にある雲が朱色に染まり、感動的な夕焼けとなりました。
雨の翌日の晴れというのは青空のありがたみをいつも以上に感じさせられるものです。いい一日でした。
河地