道を直すこと。
さかきです。
朝方きれいに晴れ上がっていた大天井岳周辺、日中は北側からどんどん霧が湧き上がり、久しぶりに夕方は、
こんな感じになりました。これだけ見ると、また梅雨空に戻りそうなのかな、と心配になりますが、この先一週間の週間予報見ると、大きく天気が崩れる日はあまりなさそうで、梅雨明けしていないこと考えれば、まずまずの登山日和になりそうな感じ。まぁ、あくまでに一時的な霧といったところでしょう。
そうは言っても、早く梅雨明け宣言が出て、よし!夏山真っ盛りだ!行こう、みんなで山へ!という雰囲気を醸し出す空模様に早くなって欲しいですね。
そうなれば本格的に大勢の登山者で賑わうわけですが、そうなる前の人通り少ない隙を見ては、少しずつ傷んだ登山道の修復に手をかけます。
数日前に写した、大天荘直下の道。今年はこの界隈に限らず、方々で崩落的な道の傷みが多いと聞きます。とにかく少しずつ手を加えていくしかありません。
そして今日現在この箇所は、
まだ完成ではありませんが、なんとか形にはなってきました。
今年の男性スタッフは、皆新人ばかり。それでも一つ一つの作業を地道に体で覚え、道直しに限らず、いろんな作業の手さばきも早くなってきました。
自分たちの手で直っていく登山道を実際歩いてみて、
「直った道を、お客様が楽に歩いている様子を見ると、ほんとにやりがい出てきます!」
ほんと、そうだね。これぞ山小屋の仕事の醍醐味の一つ。がんばろう!
今日のところは一区切りつけ、ほどよく乳酸溜まった体に心地よい谷から吹き上げる風を浴びながらの帰路に就くその道中、ひと際目につく一輪の花を発見。
▲クチバシシオガマ
ホッとするひとときでした。