数日ぶりのお湿り。
さかきです。
日誌を振り返ると、先週の日曜日以降、一滴も降ることのなかった雨、今日久しぶりにお湿りがありました。決して量こそ多くはありませんが、動植物達にとっては恵みの雨となったに違いなく、露に濡れた花達は、輝き放っているかのよう。
▲チシマギキョウ
▲タカネツメクサ
▲オヤマソバ
タカネツメクサの群れ状に咲く様は、ひと際目を引きます。
“高山植物の女王”コマクサ。老いたのもありますが、これからという蕾もまだまだあり、しばらく楽しめます。
そして、白い花びらを落としたチングルマは、
綿帽子へと様変わり。個人的に、この綿帽子状のチングルマはお気に入りです。
雨が降る中での登山は、目線を落としがち。それだからこそ、意識して花を観賞するには絶好のチャンス。しゃがんでよーく見てみてください。けなげに咲くその姿は、とても愛らしさを感じます。
・・・最も風雨強いとなかなかそうはいきませんが。
そんなお湿りの日中でしたが、朝方は今日もまずまずのご来光。
▲4:47頃
穂高連峰の上空には、レンズ状の雲がたくさん、朝焼けとなって出現。なるほど、日中の天気へと連鎖させるものあったわけです。
それにしても元々稜線上の予報はあまりよくなかっただけに、サプライズ的な今朝のご来光は、ご宿泊の皆さんかなり喜ばれていました。
明日の予報も、いい具合に外れてくれないものでしょうか・・・
一方テント場には、学校の山岳部でしょうか、大きなテントの群れが張られていました。
こういう光景を見ると、いよいよ夏本番だなと思わせます。
登山者の流れも徐々に増えてきた大天井岳界隈。後は空模様が夏本番になるのを残すのみ。
頑張ってくれ、太平洋高気圧よ・・・