雨の一日。
朝から雨の一日となりました。今シーズン最後の学校登山となった松島中学校の皆さんが雨の中でしたが元気よく下山されて行きました。
すべての学校登山が無事に終了してほっとしています。これからも長野県の文化である学校登山が続くといいですね。
午前中は雨脚は強く、風もやや強く吹いていました。大天井岳から縦走してこられた方々はなかなか大変だとおっしゃっていました。日中の気温は10度くらいまでした上がらず、雨に濡れて風に吹かれると体温が奪われ、夏といえどもなかなか厳しい条件となります。雨の日の稜線歩きは無理をなさらないで下さい。そんな天候でしたが短い時間の間、燕岳は姿を見せてくれました。
また、ほんの一瞬でしたが槍ヶ岳も姿を見せてくれました。今日ここからも槍ヶ岳の姿を見た方々はそう多くはいらっしゃらないと思います。
雨がこやみになってきたころ、視界が広がり、有明山の頭が雲海の上に出ているのも見ることが出来ました。雨が降っているのに、突然視界が広がったのはちょっと不思議でした。おそらく冷たい空気が入ってきたからなのでしょうか。日中は肌寒く、ストーブを必要とする気温でした。
ナナカマドの花も終わり、気づけばまだ青い実へと変わっていました。このナナカマドの葉に付く水滴がとても美しかったです。秋になればこの青い実も美しい赤色へと変わり、楽しませてくれることでしょう。
燕山荘の周辺の何か所かで白いコマクサを見ることができます。
明日以降の天気を見ていると晴れマークが多くなってきています。今日の雨は梅雨の終わりを告げる雨だったのでしょうか、そうなってくれるとうれしいのですが。
河地