続く晴天。
日中はガスに包まれても夜中から朝の9時頃まではきれいな空が広がるのが夏の天気です。昨夜から満天の星空が広がり、今朝も美しい日の出を見ることが出来ました。ただ山では季節の進みが街より一足も二足も早く、朝はだいぶ寒くなってきました。半袖の方は誰一人としていらっしゃいません。
そんな朝の冷え込みにより、青々としていたナナカマドの実はほんのりと赤くなり始めていました。山の短い夏は早くも秋へと移ってきています。
このところ晴天が続いています。この先の天気予報をみていてもそんなに大きな崩れはなさそうです。お盆休みも重なり、しばらく山は賑わいが続きそうです。そして、頑張って稜線まで上がってくれば、こんな美しい景色に出会うことが出来ます。今日も槍ヶ岳が美しくそしてかっこよく見えていました。
子供たちは夏休みの真っただ中とあって連日のようにたくさん登ってきます。この写真のちびっこ、かっこいいですね。大きくなっても今回のこの素晴らしい景色は覚えていることでしょう。
小さなお子様の中には体調を崩される方が多くいらっしゃいます。そうならないためにもとにかくゆっくり登ること、行動中にこまめに水分をとること、合戦小屋では長めに休憩を取ることなどがあります。そして、燕山荘に着いてからもすぐには寝ないこと。そういったことが高山病などの体調不良をおこさないことに繋がります。
日の入りはガスに包まれ、見ることが出来ませんでしたが、ちょうどその頃、久しぶりにライチョウが姿を見せてくれました。もうだいぶ茶色くなってきたコマクサの間をエサを求めて歩いていました。草にはガスによる水滴が付いていました。今年は燕山荘周辺で一度ヒナを見ただけで、その後は全く見かけないので、どうしてしまったか気になりますが、大人のライチョウが元気にしているので、ちょっとだけ安心しました。
河地