雲が多いものの。
台風一過の晴れとはいきませんでしたが、日の出頃にはガスも取れてきて、日の出を見ることが出来ました。雲やガスの多い中での日の出でしたが、それらが太陽に赤く染まり、なかなかきれいな朝となりました。台風を気にしながら登ってこられた方々からは「登ってきてよかった。」や「来てみないとわからないものだね。」といった声が聞こえてきました。こんなきれいな景色が見れて良かったですね。ただ、台風がコースがほんの少し変わるだけで天気が大きく変わっていくので警戒するのにこしたことはありません。
雲が多かったので、日が出たと思ったら、再び太陽は雲に隠れてしまいました。雲の隙間から日が差し、日の当たるところと当たらないところの陰影がなんとも美しかったです。
サルが稜線まで上がってくる季節になりました。毎年、たいていテント場の辺りにやってきます。おそらく木の実目当てであがってきているのでしょうが、テント泊の方は食べ物の保管に注意してください。幸い、このサルたちは人馴れしていないようで、僕の姿を見るなり、一目散に逃げだしていきましたが、かわいいからといって決してエサをあげたりしないで下さい。生態系を壊すことに繋がってしまいます。
この季節を象徴する花のオヤマリンドウが合戦小屋から燕山荘直下まで各所で見られます。この花が咲き出すといよいよ花も終わりの季節が近づいてきたことを感じさせられますが、この花の色がとても好きなのでこの花が咲き出すのをいつも楽しみにしています。
昨日は台風の影響で人通りは少なかったのですが、今日は人通りも戻ってきました。台風接近によるどことない緊張感があった昨日とは違い、今日はのんびりとしたいつもどおりののんびりとした空気が流れていました。やっぱり山はこうでなくては。多くの方は山に癒しや感動を求めて登ってこられます。我々スタッフも少しでもそのお役に立てるよう頑張っています。
ヘリポートからの眺め
河地