台風は過ぎて。
台風の接近を心配して、昨日お泊りの方々は足早に下山されて行かれました。ただ今朝は美しい日の出の朝となりました。台風が近づいている時は、普段では見られない美しい空が広がることがあります。今朝はそんな様々な美しい光景をたくさん目にすることが出来ました。
有明山の上にはいつもは見られない滝雲がかかり、いつもとは違う天気になっていくことを暗示していました。
高瀬側には雲海も入り、幻想的な光景となっていました。また、南岳の上にはこれまでに見たことのない七色に染まる雲が出ていました。
東風だったため、いつもなら稜線の東側にガスが湧いてくるのですが反対の西側にガスが湧いてきました。北鎌尾根の西側にガスがかかっている光景は普段では見ることが出来ません。
朝のうちは台風が近づいているとは想像しがたいきれいな青空が広がっていました。その後、だんだん風が強まってきましたが、たいしたこともなく、また、雨が降ることもなく、台風はどうやら過ぎ去っていったようでした。今回の台風によるこの周辺の影響はほとんどなかったようです。
台風を心配してか、登って来られる方は非常に少なかったので、合戦小屋の下まで登山道整備へと出かけてきました。今年の夏は、ゲリラ豪雨的な雨が何度か降ったため、登山道がえぐれてしまった箇所が目につきました。これから少しずつ直していきたいと思います。
三角点のナナカマドの中には早くも真っ赤になっているものを見つけました。
いつもの写真です。午後はガスにすっぽり包まれてしまいましたが、朝のうちはこんなきれいな空が広がっていました。
河地