月に始まり、月に終わる。
このところ太平洋高気圧が弱くなってきたためなのか、台風が日本の近くを通るようになってきました。その影響なのか雲の湧きやすい天候が多くなってきています。
それでも今朝は満月の月明かりの美しい朝を迎えました。月明かりに照らされる山々は幻想的で、なんとも言えない美しさがあります。まだ、寒い季節ではないのでそんな月夜の風景を楽しまれている方も多くいらっしゃいました。
そして、太陽が昇ると雲海が照らし出され、山の上でしか見えない素敵な光景が広がりました。
ここ燕岳では夏の午後、東側にブロッケン現象を見られることがよくあるのですが、今日は珍しく午前中に西側にブロッケン現象を見ることが出来ました。ほんの些細な出来事ですが、いつもと違った現象に出会うことが出来、ちょっとうれしくなりました。
ヘリポートからの眺めです。個人的にここからの眺めが大好きです。また、季節感もよくわかります。山肌の色も日に日に変わってきていて、定点撮影的にここからの様子を出来るだけ多くお伝えしたいと思います。
気温も高く、むしむしとした朝でした。高積雲が現れ、美しい空でしたがこの雲が現れると天気が崩れることが多く、実際この後雨が降り出し、時折強く降る時間もありました。皆さん、雨具を着ての到着となりました。
今日は雨で一日が終わってしまうと思っていたところ、19時過ぎ、東の空から月が登ってきました。この劇的な一日の終わりに終わりよければすべてよしではありませんが、日中の雨のことなど忘れてしまい、なんだか天気の良かった一日のような気がしてきました。今日は朝と夜に2度、月を楽しむことが出来る一日でした。
8月も半ばを過ぎましたが、明日の週末も山は賑わうことでしょう。
河地