秋の風。
昨日の雨から一転して、月明かりの美しい朝を迎えました。
美しい日の出を見ることが出来ました。有明山を包んでしまうほどの濃い雲海が広がり、山の上に居ながらにしてまるで海の上にいるような気分になりました。西からは時折ガスが流れてきて、太陽にかかるととても幻想的な光景になりました。この美しい日の出が見えているころの気温は8.5℃で風もやや強く、秋を感じさせられました。
太陽が昇り、夜から昼の色に変わるとそこにはとてもきれいな青空が広がりました。なんともさわやかな朝を迎えました。槍ヶ岳の3000mラインは雲がかかり、天気はいいもののそれほど安定した天気ではないと思われました。
朝食後、外がなんだか賑やかなので外に出てみると、昨日、演奏してくださった鈴木メソードの皆さんが外で燕岳をバックに演奏を聞かせてくださっていました。昨日は雨のクラッシックコンサートとなってしまいましたが、今朝は素晴らしい青空の下、演奏を聴くことが出来て昨日の雨のことなどすっかり忘れてしまいました。
今日の空は秋を感じさせられるもので、昨日お泊りの皆さんが下山されて行くと急に静かになり、どことなく寂しさを感じるものでした。祭の後の寂しさに似たような気分でした。
ヘリポートよりの眺め
昨日、演奏して頂いた鈴木メソードの皆さんです。今年で32回目の演奏となりました。いつも素敵な演奏を聞かせていただき、ありがとうございます。この演奏を聞くと夏が終わり、秋が始まることを感じます。
今日、この稜線に吹いていた風は冷たく、秋を感じさせられるものでした。
河地